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格ゲーウォッチ編集部
『ストリートファイター6』の世界大会「Esports World Cup 2026」本戦が、フランス・パリで開幕した。
日本時間7月30日に行われたグループBBでは、CraimeとLexxが2連勝でウィナーズ通過。初戦を落としたときどとNephewも、ルーザーズ側から勝ち上がりPhase2進出を決めた。
一方、優勝候補の一人と見られていたPunkはSahara、ときどに連敗。AngryBirdも最終戦でときどに敗れ、グループステージで姿を消す波乱の結果となっている。
EWC 2026本戦グループBB最終結果
| 順位 | 選手 | 戦績 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Craime | 2勝0敗 | ウィナーズ通過 |
| 2位 | Lexx | 2勝0敗 | ウィナーズ通過 |
| 3位 | Nephew | 2勝1敗 | ルーザーズ通過 |
| 4位 | ときど | 2勝1敗 | ルーザーズ通過 |
| 5位 | Sahara | 1勝2敗 | 敗退 |
| 6位 | AngryBird | 1勝2敗 | 敗退 |
| 7位 | Punk | 0勝2敗 | 敗退 |
| 8位 | Chris Tatarian | 0勝2敗 | 敗退 |
グループBB全試合結果
1回戦
- AngryBird 3-1 Nephew
- Chris Tatarian 2-3 Craime
- ときど 1-3 Lexx
- Sahara 3-0 Punk
ウィナーズ通過決定戦
- AngryBird 0-3 Craime
- Lexx 3-2 Sahara
ルーザーズ1回戦
- Nephew 3-0 Chris Tatarian
- ときど 3-1 Punk
ルーザーズ通過決定戦
- Sahara 2-3 Nephew
- AngryBird 2-3 ときど
CraimeがAngryBirdを3-0、リュウで無敗通過
グループBBを1位で突破したのは、チリのリュウ使いCraimeだった。
初戦ではChris Tatarianとの接戦を3-2で制すと、ウィナーズ通過決定戦ではAngryBirdに3-0で勝利。強豪がそろったグループで、わずか1試合しか落とさない圧倒的な内容を見せた。
Craimeは直前のEVOでも上位に進出しており、今回のEWCでもその勢いを維持。リュウで世界トップクラスを相手に結果を残し、Phase2でも注目すべき存在となっている。
LCQ組のLexx、ときどとSaharaを破る
もう一人のウィナーズ通過者は、LCQから本戦出場権を獲得したアメリカのガイル使いLexx。
初戦ではときどに3-1で勝利。続くSahara戦は最終ゲームまでもつれる接戦となったが、最後まで崩れず3-2で勝ち切った。
相手の動きを見ながらソニックブームと通常技対空を積み重ねる、ガイルらしい我慢強い戦いを徹底。LCQからの勢いが一時的なものではないことを証明した。
SNSでも、Lexxの仕上がりを評価する声が相次いでいる。
また、Sahara戦で最後まで戦い方を変えなかった精神力や、弾と対空を淡々と続ける職人的なプレイを称賛する投稿も見られた。
ときど、PunkとAngryBirdを連破して生還
日本勢のときどは、初戦でLexxに1-3で敗れ、早くも後がない状況に追い込まれた。
しかし、ルーザーズ1回戦ではPunkを3-1で撃破。通過決定戦では、同じく元REJECT所属のAngryBirdと対戦した。
試合は一進一退の展開となり、最終ゲームまでもつれたものの、ときどが3-2で勝利。Punk、AngryBirdという世界王者クラスの選手を続けて破り、Phase2進出を決めた。
VARREL公式Xも、ときどの結果を以下のように報告している。
- vs Lexx:1-3
- vs Punk:3-1
- vs AngryBird:3-2
- Group Stage 2進出
個人的にも、ときどが厳しいグループBBを勝ち抜いてくれたことは素直にうれしかった。初戦を落としたうえ、敗れれば即終了となる状況でPunkとAngryBirdを連破した内容には、ときどらしい修正力と勝負強さが表れていたように思う。
勝利後の演出が思わぬ笑いを誘う
AngryBird戦の勝利直後には、試合内容とは別の部分も話題になった。
配信画面が勝者紹介へ切り替わる際、ときどの姿が画面下から突然せり上がってくるように表示。おそらく通常の画面切り替えやカメラ位置が偶然重なったものと思われるが、まるでときどが下から「生えてきた」ように見えるシュールな演出となっていた。
緊張感のある最終戦を制した直後だったこともあり、SNSではこの思わぬ映像を楽しむ投稿も広がった。勝利の喜びに加え、最後には少し笑える場面まで生まれた、ときどの印象的なグループステージとなった。
Nephew、0-2からSaharaに逆転勝利
Nephewも劇的な勝ち上がりを見せた。
初戦ではAngryBirdに1-3で敗れたものの、Chris Tatarian戦では3-0のストレート勝利。最後のSahara戦では先に2ゲームを奪われ、あと1ゲームで敗退という状況に追い込まれた。
それでもNephewは崩れず、そこから3ゲームを連取。0-2から3-2の逆転勝利でPhase2への切符を手にした。
SNSでは、ジュリの画面端での攻めや、有利状況から複数の選択肢を使い分ける判断力を評価する声が上がっている。
逆転場面についても、Saharaに不運な部分があったとしながら、「あそこで逆転しきったNephewが偉い」と勝負強さを称賛する投稿が見られた。
海外コミュニティでも、「Saharaを相手にした0-2からの逆転は素晴らしかった」と話題になっている。
Punkがまさかの0勝2敗
グループBB最大の波乱となったのが、Punkの敗退だ。
初戦ではSaharaに0-3のストレート負け。続くときど戦でも1-3で敗れ、一度も勝利できないまま大会を終えた。
EWC公式Xは、Punkが敗れた直後に「The cruelty of esports.(これがeスポーツの残酷さ)」と投稿。世界屈指の実力者であっても、短期決戦では一瞬で敗退に追い込まれる大会形式の厳しさを表現している。
Redditでも、「グループBBで通過すると予想していたのはPunkだったため、最大のサプライズだった」と驚く声が上がった。
Craime、Lexx、ときど、Nephewが次のステージへ
グループBBから次のステージへ進出したのは、以下の4名となった。
- Craime
- Lexx
- Nephew
- ときど
CraimeとLexxが無敗で存在感を示す一方、ときどとNephewは初戦敗北からの立て直しに成功した。
Punk、AngryBird、Sahara、Chris Tatarianが敗退する結果からも、今回のグループBBが極めて厳しい組み合わせだったことが分かる。
筆者としては、ときどがPunkとAngryBirdを倒して生き残ってくれたことが何よりうれしい。特に初戦敗北からプレイを修正し、強豪との連戦を勝ち切った流れは、今後の戦いにも期待を抱かせるものだった。
Phase2では、各グループを勝ち抜いた選手たちがさらに絞り込まれる。無敗通過のCraimeとLexxが勢いを維持するのか、それともルーザーズから生還したときどとNephewが再び勝負強さを発揮するのか、引き続き注目したい。

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